源泉(読み)ゲンセン

デジタル大辞泉 「源泉」の意味・読み・例文・類語

げん‐せん【源泉/原泉】

水がわき出るもと。みなもと。
物事が発生してくるもと。「活力の―」「知識の―」
[補説]書名別項。→原泉
[類語]始め始まり起こりもと発端ほったん端緒濫觴らんしょう嚆矢こうし権輿けんよ起源根源源流本元物種温床糸口とば口取っ掛かり手掛かり足掛かり道を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「源泉」の意味・読み・例文・類語

げん‐せん【源泉・原泉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水のわき出るみなもと。いずみ。
    1. [初出の実例]「この産資は、原泉の竭(つき)ざるが如く」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    2. [その他の文献]〔孟子‐離婁・下〕
  3. ( ━する ) 物事の生ずるもと。物事のはじめ。また、その場所から生まれ出ること。
    1. [初出の実例]「希有之珍事、何事如之乎、被源泉之跡云々」(出典:玉葉和歌集‐承安四年(1174)五月二八日)
    2. 「雲浜が名うての貧乏を一躍抛棄できたのは、〈略〉公正な、産業利潤にそれは源泉した」(出典:黒船前後(昭和一〇年版)(1935)〈服部之総〉志士と経済)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「源泉」の解説

源泉 げんせん

977-1055 平安時代中期の僧。
貞元(じょうげん)2年生まれ。天台宗近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の余慶にまなぶ。長久4年宮中の最勝会(さいしょうえ)の講師をつとめ,法眼,のち権僧正(ごんのそうじょう)となる。天喜(てんぎ)元年天台座主(ざす)となったが,延暦(えんりゃく)・園城両寺の争いから3日で辞任した。天喜3年3月18日死去。79歳。播磨(はりま)(兵庫県)出身

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普及版 字通 「源泉」の読み・字形・画数・意味

【源泉】げんせん

みなもと。

字通「源」の項目を見る

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