愛心(読み)アイシン

デジタル大辞泉 「愛心」の意味・読み・例文・類語

あい‐しん【愛心】

いつくしみ愛する心。
「母の―、兄弟が身にこたへ胸にしみ」〈浄・会稽山

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愛心」の意味・読み・例文・類語

あい‐しん【愛心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人や物をいつくしみ愛する心。
    1. [初出の実例]「東人に愛心を発(おこ)し、終に交通(とつ)ぐ」(出典日本霊異記(810‐824)上)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. 愛欲にとらわれる心。愛欲の心。
    1. [初出の実例]「五戒優婆塞由愛心鼻虫」(出典:往生拾因(1099‐1104))

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