愛着障害(読み)アイチャクショウガイ

デジタル大辞泉 「愛着障害」の意味・読み・例文・類語

あいちゃく‐しょうがい〔‐シヤウガイ〕【愛着障害】

乳幼児期に長期にわたって虐待ネグレクト放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害総称
[補説]愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多い。他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない、見知らぬ人にもべたべたするといった傾向もみられる。施設などで育ち、幼少期には手のかからなかった子供が、思春期万引きなどの問題行動を起こす例もある。適切な環境で継続的に養育することで大幅な改善が期待でき、その点で広汎性発達障害と明確に区別される。→反応性愛着障害

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む