感熱紙(読み)カンネツシ

デジタル大辞泉 「感熱紙」の意味・読み・例文・類語

かんねつ‐し【感熱紙】

表面顕色剤としてフェノール化合物を塗布し、加熱するとその部分融解して発色する用紙感熱式プリンターに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「感熱紙」の意味・読み・例文・類語

かんねつ‐し【感熱紙】

  1. 〘 名詞 〙 熱を加えると発色する化学物質を表面に塗った紙。パルス電流を流すと、その熱で発色するのでファクシミリプリンターに使われる。感熱記録紙

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「感熱紙」の解説

感熱紙

加熱すると発色する加工が施された専用紙のこと。小型のサーマルヘッドプリンターやファクシミリなどに利用されている。ただし、時間経過とともに変色してしまうため、長期保存用の書類には向かない。

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IT用語がわかる辞典 「感熱紙」の解説

かんねつし【感熱紙】

加熱により黒に変色する発色剤を塗布した印刷用紙。感熱式のプリンターやFAX(ファックス)に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内の感熱紙の言及

【感熱記録紙】より

…熱を加えると発色する化学物質を含んだ感熱層を表面に塗布した紙。単に感熱紙ともいう。加熱ペンの役割をするサーマルヘッドからの熱エネルギーだけで簡単に記録でき,しかも電子機器との組合せが可能なことから,ファクシミリやプリンターの記録材料として急速に成長している。…

【染料】より

…(2)感圧・感熱色素 感圧記録紙は,無色の感圧色素をマイクロカプセルに封入し紙の裏面に塗布した紙と,顕白剤(酸性白土,フェノール類などの固体酸)を上面に塗布した紙を合わせ,筆圧でカプセルが破れ化学反応を起こして発色するものである。一方感熱紙は,無色の色素と酸性物質をバインダー中で混合して紙に塗布し,熱により融解して反応発色させるもので,色素に関しては前者との間に本質的な相違はない。(3)プラスチックの着色 もっぱら有機・無機の顔料が使用され,染料で染めて着色するのは例外的である。…

※「感熱紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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