最新 地学事典 「慣性測量」の解説
かんせいそくりょう
慣性測量
inertia survey
移動する物体に固定されたX・Y・Z軸を考える。この3軸の向きは,いつもジャイロスコープによって固定され,この軸方向の加速度は加速度計によって検出されるとする。重力加速度の分を補正し,運動の加速度を求めてこれを2回積分すれば,出発点のX・Y・Z座標に準拠した任意の地点のX・Y・Z座標を決定できる。このような原理による測量を慣性測量という。1970年代から開発が進み,ハネウェル社やリットン社などにより機器が製作された。精度は,トラックで移動したとき,方向の誤差が3秒程度といわれている。
執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

