慧剣(読み)エケン

デジタル大辞泉 「慧剣」の意味・読み・例文・類語

え‐けん〔ヱ‐〕【×慧剣】

仏語煩悩ぼんのうを断ち切る智慧ちえの力を、剣にたとえていう語。
「学海智水をわかし、―をたたかはしむる事なるに」〈太平記・四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慧剣」の意味・読み・例文・類語

え‐けん ヱ‥【慧剣】

〘名〙 仏語。煩悩(ぼんのう)の絆(きずな)を断ち切る智慧(ちえ)の力を剣にたとえていう語。智剣(ちけん)
本朝無題詩(1162‐64頃)九・春日世尊寺即事〈惟宗孝言〉「禅僧慧剣浄如水、文友詞華高入風」 〔福蓋正行所集経‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android