慧剣(読み)エケン

デジタル大辞泉 「慧剣」の意味・読み・例文・類語

え‐けん〔ヱ‐〕【×慧剣】

仏語煩悩ぼんのうを断ち切る智慧ちえの力を、剣にたとえていう語。
「学海智水をわかし、―をたたかはしむる事なるに」〈太平記・四〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慧剣」の意味・読み・例文・類語

え‐けんヱ‥【慧剣】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。煩悩(ぼんのう)の絆(きずな)を断ち切る智慧(ちえ)の力を剣にたとえていう語。智剣(ちけん)
    1. [初出の実例]「禅僧慧剣浄如水、文友詞華高入風」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)九・春日世尊寺即事〈惟宗孝言〉)
    2. [その他の文献]〔福蓋正行所集経‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む