智剣(読み)チケン

精選版 日本国語大辞典 「智剣」の意味・読み・例文・類語

ち‐けん【智剣】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。煩悩を断ちきる清浄の智慧の力を剣にたとえていう語。智慧の剣。智慧の利剣
    1. [初出の実例]「拒群賊忍鎧、威衆敵智剣」(出典三教指帰(797頃)下)
    2. 「文殊不動の智釼(チケン)等にみな此の徳有る可し」(出典:雑談集(1305)九)
    3. [その他の文献]〔最勝王経‐二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む