慶来慶田城由来記(読み)げらいけだぐすくゆらいき

日本歴史地名大系 「慶来慶田城由来記」の解説

慶来慶田城由来記
げらいけだぐすくゆらいき

写本 石垣市立八重山博物館・琉球大学附属図書館宮良殿内文庫など

解説 一五世紀の西表島豪族八重山の有力な一門錦芳氏の祖とされる慶来慶田城用緒から一〇代用州に至る間の種々の由来を記録。明和大津波で流失した家譜再編成が始まる乾隆四一年頃の成立とみられる。西表島の出来事伝承が主であるが、当時の八重山の社会や政治経済習俗・伝承など豊富な内容をもつ。

活字本 南島一・史林二・石垣市史叢書一

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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