慶長勅版本(読み)ケイチョウチョクハンボン

デジタル大辞泉 「慶長勅版本」の意味・読み・例文・類語

けいちょう‐ちょくはんぼん〔ケイチヤウ‐〕【慶長勅版本】

慶長年間、後陽成天皇勅命によって印刷・刊行された木製活字本。日本書紀神代巻・四書・古文孝経職原鈔などがある。慶長勅版

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「慶長勅版本」の意味・読み・例文・類語

けいちょう‐ちょくはんぼんケイチャウ‥【慶長勅版本】

  1. 〘 名詞 〙 江戸初期、慶長年間(一五九六‐一六一五)、後陽成天皇の勅命によって印刷刊行された木製活字本。文祿二年(一五九三)の勅版「古文孝経」に続く二回目のもので、勧学文、古文孝経、日本書紀神代巻、職原鈔、四書、五妃曲などが出版され、江戸時代の学芸復興のさきがけをなしたといわれる。慶長勅版。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android