憂苦(読み)ゆうく

精選版 日本国語大辞典 「憂苦」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐く イウ‥【憂苦】

〘名〙 心配して苦にすること。憂勤(ゆうきん)
田氏家集(892頃)上・病後閑座偶吟所懐「天教方寸虚舟似、不平常憂苦」 〔史記‐孝文本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「憂苦」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐く〔イウ‐〕【憂苦】

[名](スル)心配し苦慮すること。
「徒に―するなかれ」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「憂苦」の読み・字形・画数・意味

【憂苦】ゆう(いう)く

うれえ苦しむ。晋・陸機〔擬古詩、十二首、今日良宴の会に擬す〕人生何(いくばく)も無し 樂を爲すこと常に晏(おそ)きにしむ~曷爲(なんす)れぞ恆(つね)に憂して 此のと賤とを守る

字通「憂」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android