憎からず(読み)ニクカラズ

デジタル大辞泉の解説

にくから◦ず【憎からず】

[連語]《形容詞「にくし」の未然形+打消しの助動詞「ず」》
好感がもてる。かわいい。慕わしい。「―◦ず思う」
見苦しくない。感じがよい。
「―◦ず、うち笑みて聞きゐ給へり」〈・東屋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

にくからず【憎からず】

( 連語 )
〔形容詞「にくし」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたもの〕
愛情を感じてはいるが、それを直接表さず、いやではないと間接的に表す語。かわいい。 「互いに-・ず思っている」 「 - ・ぬ人のきせけむぬれぎぬは/後撰 恋五
好感がもてる。感じがよい。 「声-・ざらむ人のみなむ思はしかるべき/枕草子 49

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