懇情(読み)コンジョウ

デジタル大辞泉 「懇情」の意味・読み・例文・類語

こん‐じょう〔‐ジヤウ〕【懇情】

親切で真心を尽くした心くばり。こんせい。「ご懇情、肝に銘じております」

こん‐せい【懇情】

こんじょう(懇情)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懇情」の意味・読み・例文・類語

こん‐じょう‥ジャウ【懇情】

  1. 〘 名詞 〙こんせい(懇情)〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「松前躬方の懇情(コンジャウ)を容れず抵抗なすの勢ひにては」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一一)

こん‐せい【懇情】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごんせい」とも ) ねんごろな情愛。親切な心。こんじょう。
    1. [初出の実例]「新たにみことのり有りければ、歓喜の懇情(コンセイ)深くして」(出典:源平盛衰記(14C前)二四)

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