成海郷(読み)なるみごう

日本歴史地名大系 「成海郷」の解説

成海郷
なるみごう

和名抄」高山寺本・東急本・元和古活字本に「成海」とし、高山寺本・東急本・元和古活字本に「奈留美」の訓を付す。郷名の初出は、天平一五年(七四三)正月九日付の智識優婆塞貢進文(正倉院丹裏古文書)に、

<資料は省略されています>

と記されるものである。当時、仏教の急速な隆盛により大量の僧尼が必要となり、そのため民間から、清信廉行で僧尼たるにふさわしい者を貢挙させたが、これはその貢進文である。師主元興がんごう寺僧賢によって貢進されている。その人物の修練の程度が、そこに記される経名によってわかる仕組である。荒田井直族子麻呂の本貫は当成海郷で、戸頭少初位上荒田井直族益麻呂の戸口と記されている。次いで、同二〇年四月二五日付の写書所解(正倉院文書)

<資料は省略されています>

と記されるものがあげられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む