成行注文(読み)なりゆきちゅうもん

精選版 日本国語大辞典 「成行注文」の意味・読み・例文・類語

なりゆき‐ちゅうもん【成行注文】

〘名〙 取引市場で、銘柄数量だけ指定して売買値段を決めないで、その時々の相場で売買するようにする注文方法。〔商業経済辞典(1938)〕

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百科事典マイペディア 「成行注文」の意味・わかりやすい解説

成行注文【なりゆきちゅうもん】

証券売買等においてあらかじめ銘柄と数量だけを指定して,価格は相場の成行にまかせる委託注文の方法。指値(さしね)注文に比して取引は成立しやすいが,予期しない価格に決まることもある。

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投資信託の用語集 「成行注文」の解説

成行注文


売買価格を指定しないで、銘柄、数量のみを指定して取引する形態のこと。指値注文より約定しやすいが、想定よりも高い値段で買付けることになったり、低い値段で売却することになる可能性もある。

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世界大百科事典(旧版)内の成行注文の言及

【株式投資】より

…売買単位は現在は基本的に1000株である(500円額面の株式は100株であるなどの例外も多少ある)。売買の注文の出し方には,〈何円で〉と値段を指定する指値(さしね)注文と,値段は指定せず何円であってもよいとする成行(なりゆき)注文とがある。それぞれの買い方(売り方)を指値買い(売り),成行買い(売り)という。…

※「成行注文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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