我一(読み)ワレイチ

精選版 日本国語大辞典 「我一」の意味・読み・例文・類語

われ‐いち【我一】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 単独で、また、「と」を伴って副詞的にも用いる ) =われさき(我先)
    1. [初出の実例]「秘蔵の花の枝をこそおれ 我一と卯月八日の手向して」(出典:俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟)
    2. 「我一に取らう取らうとする」(出典:松翁道話(1814‐46)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android