戒香(読み)カイコウ

デジタル大辞泉 「戒香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう〔‐カウ〕【戒香】

持戒の人の徳が四方に影響することを、芳香遠くまで香ることにたとえていう語。
忍辱にんにくの衣をつれば、―匂ひにしみかほりて」〈栄花・玉の台〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「戒香」の意味・読み・例文・類語

かい‐こう‥カウ【戒香】

  1. 〘 名詞 〙 持戒の人の徳を、芳香のかおるのにたとえていう語。
    1. [初出の実例]「未来生処、聞上妙香、常以戒香、為身瓔珞」(出典往生要集(984‐985)大文四)
    2. [その他の文献]〔観無量寿経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android