戴曼公(読み)たいまんこう(英語表記)Dai Man-gong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戴曼公」の意味・わかりやすい解説

戴曼公
たいまんこう
Dai Man-gong

[生]万暦24(1596).2.19.
[没]寛文11(1671).11.6.
中国の医師。杭州の人で名は笠。 龔廷賢に医学を学ぶ。承応2 (1653) 年長崎に渡来して医業を開いた。のち吉川氏に請われて長州に移ったが,その家臣池田正直は,曼公から書を学び,信用されて『痘診治術傳』などの医書が贈られた。のちこの書によって池田瑞仙痘科を研究して,医学館の痘科教授となった。曼公は僧隠元に従って出家し,天外老人と号したが,医は捨てず,盛名があった。書,篆刻にも秀でていた。その弟子深見玄岱がいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「戴曼公」の解説

戴曼公 たい-まんこう

独立性易(どくりゅう-しょうえき)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「戴曼公」の解説

戴曼公 (たいまんこう)

生年月日:1596年2月19日
江戸時代前期の明からの渡来医
1672年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android