戸井場所(読み)といばしよ

日本歴史地名大系 「戸井場所」の解説

戸井場所
といばしよ

近世の場所(持場)名。箱館六箇場所の一つ。現町域の東部、小安おやす場所境の戸井川河口弁才べんざい澗から東の横泊よこどまりを巡り、熊別くまべつ川の河口(現字浜町辺り)から武井むいノ島を抱く二つの小さな湾岸を中心に設定された。小安場所までが東在で、当場所から東蝦夷地。東は日浦ひうら岬・日浦峠をもって尻岸内しりきしない場所と画した(嘉永七年「六ヶ場所調書」市立函館図書館蔵)汐首しおくび岬の沖の激しい海流と船入澗に恵まれ、宇賀(志苔)昆布と同質のマコンブを生産した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む