戸国村(読み)とくにむら

日本歴史地名大系 「戸国村」の解説

戸国村
とくにむら

[現在地名]木更津市戸国

小櫃おびつ川中流域東岸、上根岸かみねぎし村の対岸に位置する。耕地は低く水害常襲地であった。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高二〇五石。元禄郷帳では高二三三石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳によると家数三一、旗本福島領で、幕末まで同領(改革組合帳など)。文化期(一八〇四―一八)には他国から浪人が多く流れてきたらしく、近隣の百目木どうめき下内橋げないはし萱野かやの真里まりの四ヵ村と協力し、月番で応対すること、よんどころないときは高割で入用を出金することを取決めている(小川家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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