戸棚風呂(読み)とだなぶろ

精選版 日本国語大辞典 「戸棚風呂」の意味・読み・例文・類語

とだな‐ぶろ【戸棚風呂】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代公衆浴場一種湯気を出さないように、引戸をつけた戸棚に似た構造風呂浴槽が浅く、湯の量はひざを浸すほどであった。
    1. [初出の実例]「かみ様をぬっと吐出す戸棚風呂」(出典:雑俳・桜狩(1743))

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世界大百科事典(旧版)内の戸棚風呂の言及

【銭湯】より

…ぜいたくな風呂屋では蒸気室の入口に唐破風(からはふ)をつけたり,洗い場を広くとり,休憩室を設けたりしているが,外観は一般の町屋と変りはない。蒸気室の出入口を引戸に改良したのが戸棚風呂であるが,これが湯屋にとり入れられるようになった。すなわち,引戸の中の小室に湯槽を据えて,膝ぐらいまで湯を入れ,湯と蒸気により熱効率をよくしようとするもので,〈風呂六分湯四分〉といわれる。…

※「戸棚風呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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