引戸(読み)ヒキド

精選版 日本国語大辞典 「引戸」の意味・読み・例文・類語

ひき‐ど【引戸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 横に引いて、あけたてするようになっている戸。鴨居と敷居との溝にはめて、左右に開閉する戸。雨戸・障子など。やりど。
    1. [初出の実例]「召使引戸之後着庁」(出典:権記‐寛弘八年(1011)二月二六日)
  3. 乗物の一つ。出入り口に引戸をつけたもの。引戸網代引戸駕籠など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の引戸の言及

【建具】より

…特殊な開閉対象の建具に換気扇用建具,家畜用建具,防潮用建具などいろいろのものがあり,出る人は自由だが出た人は再び入れないという,同じ出入対象を区別する建具(動物園の裏門などに設けられる回転扉)もある。
[開閉方式による種別]
 開閉方式の基本は,引戸と開戸である。引戸は日本の伝統的開閉方式(中世以降)で,開戸は欧米の伝統的開閉方式である。…

※「引戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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