戸水村(読み)とみずむら

日本歴史地名大系 「戸水村」の解説

戸水村
とみずむら

[現在地名]金沢市戸水町・みなと四丁目

大野おおの川の左岸大友御供田おおともごくでん村の西に位置する。中世には一帯富積とみつ保が成立。正保郷帳では高一千六七七石余、田方一〇七町余・畑方四町八反で、水損所であった。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高一千七一八石、色五ツ四歩で、野役一五匁・鳥役九五匁の小物成があったが、鳥役は鷹場となり免除された(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数二五・百姓数三三(高免付給人帳)。元禄八年(一六九五)に二九〇石の検地引高、天保九年(一八三八)に二五石の手上高があり、村高一千四五三石になった。また文化二年(一八〇五)から屎取并稼船役一八匁・油小売役三匁の散小物成が賦課された(天保一三年村御印物成等書上帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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