日本歴史地名大系 「戸津宮村」の解説 戸津宮村とつみやむら 富山県:氷見市戸津宮村[現在地名]氷見市戸津宮北は長坂(ながさか)村・大窪(おおくぼ)村、東は姿(すがた)村・宇波(うなみ)村、南は白川(しらがわ)村、西は角間(かくま)村。石動(せきどう)山に源を発する宇波川が南東に流れ、ほぼこの川筋に沿って人家が集まる。村内を白川村から大窪村を経て能州石動山へ続く石動山往来が通る。この道は石動山への登拝道七口のうち、近世以前の表参道であった大窪道(越中口)にあたる。天正年中(一五七三―九二)一二月三日の大窪村大工居屋敷物成赦免状(大窪大工神明講蔵)に「九俵 とゝ宮村」とみえる。文禄四年(一五九五)の氷見庄加納村等指出写(加越能文庫)に「高百四俵八升三合 うなミ組 とゝミや 同御山銭参貫文」とある。正保郷帳では高一九三石余、田方四町一反余・畑方八町七反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二三四石・免五ツ三歩、小物成は山林が広大なため山役二四九匁・蝋役一三匁(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by