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戸部正清 こべの まさきよ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

戸部正清 こべの-まさきよ

1048-1120* 平安時代後期の雅楽家。
永承3年生まれ。京都方。父の戸部正近にまなび,白河法皇の指南役をつとめる。笛の一者(いちのもの)。元永元年最勝寺供養で秘曲「獅(師)子」笛をふき,左近将監(しょうげん)に任じられた。元永2年12月死去。72歳。姓は古部,小部とも。

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(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

戸部正清

没年:元永2.12(1119)
生年:永承3(1048)
平安時代後期の雅楽奏者。京都の石清水八幡宮を本拠としたが,宮廷勤仕の楽人でもあった。唐楽曲の竜笛の多くの説を伝えたほか,秘曲「師子」の笛の曲を伝承。堀河天皇は「正清等ノ流ヲモテ正説トスベシ。皇帝・団乱旋ニオイテハ正清ガ説ヲモテ後代ノ正説トスベシ」と述べ,高く評価した。自分には清延ら3人の息子がいるという理由で,弟子の大神基政には「師子」「皇帝」の秘曲相伝を拒否した事例がみえ,当時の笛の流派の大神家とは互いに芸を競ったことが知られている。<参考文献>狛朝葛『続教訓鈔』,『楽所補任』(『群書類従』補任)

(蒲生美津子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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