所へ持って来て(読み)トコロヘモッテキテ

デジタル大辞泉 「所へ持って来て」の意味・読み・例文・類語

ところって

ある事に加えて、また別の事が起こる意を表す。「風邪をひいた所へ持って来て足まで挫いてしまった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所へ持って来て」の意味・読み・例文・類語

ところ【所】 へ 持(も)って来(き)

  1. ある事柄にさらに他の事柄が加わる意を表わす。
    1. [初出の実例]「おめへ達がここいらへ遊びにきて大風(おおふう)をきめる所へもってきて、こんな事をいったから」(出典洒落本・角雞卵(1784か)後夜の手管)
    2. 「冷えるところへ持って来て、酒が這入ったもんだから」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉一一)

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