所三男(読み)トコロ ミツオ

20世紀日本人名事典 「所三男」の解説

所 三男
トコロ ミツオ

昭和期の日本史学者 徳川林政史研究所名誉所長。



生年
明治33(1900)年11月3日

没年
平成1(1989)年6月30日

出生地
長野県東筑摩郡岡田村(現・松本市)

学歴〔年〕
国学院大学高等師範部日本史科〔大正15年〕中退

学位〔年〕
文学博士(国学院大学)〔昭和35年〕

主な受賞名〔年〕
勲四等旭日小綬章〔昭和48年〕,日本学士院賞(第71回)〔昭和56年〕「近世林業史の研究」,勲三等瑞宝章〔昭和63年〕

経歴
木曽教育会嘱託ののち、昭和4年徳川林政史研究所研究員、15年主任研究員を経て、42年研究所長、56年名誉所長。この間、文部省調査員、地方史研究協議会評議員会会長、東大・国学院大各講師などを務めた。著書に「近世林業史の研究」「長野県史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「所三男」の解説

所三男 ところ-みつお

1900-1989 昭和時代の日本史学者。
明治33年11月3日生まれ。昭和4年徳川義親(よしちか)の主宰する徳川林政史研究所にはいり,42年所長。木曾(きそ)山林史の研究を柱に日本林政史研究の基礎をきずき,56年「近世林業史の研究」で学士院賞受賞。平成元年6月30日死去。88歳。長野県出身。国学院大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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