所願(読み)ショガン

精選版 日本国語大辞典 「所願」の意味・読み・例文・類語

しょ‐がん‥グヮン【所願】

  1. 〘 名詞 〙 願っている事柄。特に、神仏への願い。
    1. [初出の実例]「彌勒菩薩、所願に応じて奇形を示す縁」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
    2. 「既に所願満ぬる事を知て、心に歓喜する事无限し」(出典:今昔物語集(1120頃か)四)
    3. [その他の文献]〔宋書‐楽志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「所願」の読み・字形・画数・意味

【所願】しよがん(ぐわん)

願い。漢・班彪〔王命論〕夫(そ)れ隷(流亡の人)、路にす。~願ふは一金にぎざるも、壑(こうがく)に轉死するにる。

字通「所」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android