手を置く(読み)テヲオク

デジタル大辞泉 「手を置く」の意味・読み・例文・類語

・く

処置に窮する。
医者の―・く物思ひ」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手を置く」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 置(お)

  1. 処置に窮する。施すすべがない。思案にあまる。手をこまぬく。
    1. [初出の実例]「打ちしはぶきて面やせて、医者の手を置物思ひ気むつかしげにいたはしや」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)四)
  2. 一目(いちもく)置く。一歩を譲る。また、手を突く。
    1. [初出の実例]「天子の御意がよいほどに、三公九卿の人も、手ををかるる也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)

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