日本歴史地名大系 「手倉番所跡」の解説 手倉番所跡てぐらばんしよあと 秋田県:雄勝郡東成瀬村手倉川原村手倉番所跡[現在地名]東成瀬村椿川 手倉成瀬(なるせ)川上流に位置し、東には仙台藩との藩境が控える。平鹿(ひらか)郡増田(ますだ)村(現平鹿郡増田町)から岩井川(いわいかわ)村、手倉川原(てぐらかわら)村を経て、仙台藩領胆沢(いさわ)郡下嵐江(おろしえ)村(現岩手県胆沢郡胆沢町)へ通ずる道と須川(すかわ)温泉(現岩手県一関市)へ通ずる道の分岐点。手倉川原村より藩境までは尾根道で手倉越とよばれ、「梅津政景日記」寛永六年(一六二九)四月六日条に「てくら(手倉)よりおろしゑハ雪御座候而馬足不叶由」とある難所であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by