手分(読み)てわけ

精選版 日本国語大辞典 「手分」の意味・読み・例文・類語

て‐わけ【手分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 軍勢を持場持場に配置すること。
    1. [初出の実例]「剰云西海雑務。云軍士手分。不兼信口入。独可相計之由」(出典吾妻鏡‐元暦元年(1184)三月一七日)
    2. 「敵すでに寄せ来るに、方々の手分(テワケ)をこそせられんずれ」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  3. 同じ仕事何人かが分担して行なうこと。人手を分けること。
    1. [初出の実例]「己を虚しくし路を分(テワケ)して営み求む」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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