手取竜(読み)てどりりゅう(その他表記)Tedorosaurus asuwaensis

改訂新版 世界大百科事典 「手取竜」の意味・わかりやすい解説

手取竜 (てどりりゅう)
Tedorosaurus asuwaensis

1966年福井県足羽郡美山町(現,福井市)上新橋の国道沿いの崖から発見された爬虫類。ジュラ紀後期の手取層群境寺(さかいでら)互層植物化石といっしょに産出した。ほぼ全体が残っていたが印象化石である。全長約7cm大でトカゲに似ている。頭は比較的大きく,上から見ると外形三角形を呈する。前肢より後肢の方が大きい。前後肢とも指は4本。4本のうち第4指がいちばん長い。キノボリトカゲのような生活をしていたと考えられている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長谷川

動植物名よみかた辞典 普及版 「手取竜」の解説

手取竜 (テドリリュウ)

学名Tedorosaurus aswaensis
動物。中生代のトカゲの一種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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