手縄村(読み)てづなむら

日本歴史地名大系 「手縄村」の解説

手縄村
てづなむら

[現在地名]常陸太田市大森おおもり

多賀山地の最南端に位置し、茂宮もみや川の沖積地帯に面し、北は大森村。文禄四年(一五九五)七月一六日付の御蔵入目録(秋田県立図書館蔵)に「たんな」、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高には「手綱村」、元禄郷帳には「丹奈村」とある。「水府志料」には「旧名手綱村。寛文年中、今の名に改む」とあって「丹奈村」と記されるが、寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)には「手縄村」とある。享保一一年(一七二六)の御領内鎮守帳(江原忠昭氏蔵)には「丹奈村」とあって、「新編常陸国誌」には「文化六年手綱村ト更メ」とあり、天保郷帳には「手縄村」と記される。「新編常陸国誌」によると明和元年(一七六四)の戸数三八・人口一二五、文化二年(一八〇五)には二二戸。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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