手蔓藻蔓(読み)てづるもづる

精選版 日本国語大辞典 「手蔓藻蔓」の意味・読み・例文・類語

てづる‐もづる【手蔓藻蔓】

〘名〙
① テヅルモヅル科の棘皮(きょくひ)動物総称。五本の腕が分枝して伸び、藻がからまったようになる。ふつうオキノテヅルモヅルをさす。〔物品識名(1809)〕
② (他の物にからまるところから) 物事が入りくんでいて複雑であること、多く議論が出て、なかなか結論が出ないことのたとえにいう。〔随筆・嗚呼矣草(1806)〕

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デジタル大辞泉 「手蔓藻蔓」の意味・読み・例文・類語

てづる‐もづる【手×蔓藻×蔓】

クモヒトデ綱テヅルモヅル科の棘皮きょくひ動物の総称。中央の盤から出る5本の腕がいくつにも分枝し、絡まった蔓のようになる。北太平洋深海分布。オキノテヅルモヅルなど。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「手蔓藻蔓」の解説

手蔓藻蔓 (テズルモズル)

動物。テズルモズル科の海産動物の総称

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