手薄い(読み)てうすい

精選版 日本国語大辞典 「手薄い」の意味・読み・例文・類語

て‐うす・い【手薄】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てうす・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 金銭物品人手などが、あまり多くない。また、なんとなく趣向妙味などに乏しい。不十分である。
    1. [初出の実例]「家康はくゎくよくに立させ給へば、少勢という、てうすく見へたり」(出典:三河物語(1626頃)下)
    2. 「もとより手薄(テウス)き身代なれば」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)
  3. 囲碁将棋で、ある一つの着手が、その後の局面に不安感を残している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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