手詰る(読み)テヅマル

デジタル大辞泉 「手詰る」の意味・読み・例文・類語

て‐づま・る【手詰(ま)る】

[動ラ五(四)]施すべき手段・方法がなくて困る。特に、金銭工面に困る。
「―・っていると思ったら、お前の方でも少しは辛抱して」〈里見弴多情仏心

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精選版 日本国語大辞典 「手詰る」の意味・読み・例文・類語

て‐づま・る【手詰】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 手段に窮する。手段・方法がなくなって困る。
    1. [初出の実例]「彌兵衛はくらしに手詰ってきた」(出典:耳を掻きつつ(1934)〈長谷川伸〉巷の舌)
  3. 金銭のやりくりができなくて困る。
    1. [初出の実例]「貧者の手づまる事かかる物入のありけるゆへぞかし」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一)

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