手詰る(読み)テヅマル

精選版 日本国語大辞典 「手詰る」の意味・読み・例文・類語

て‐づま・る【手詰】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 手段に窮する。手段・方法がなくなって困る。
    1. [初出の実例]「彌兵衛はくらしに手詰ってきた」(出典:耳を掻きつつ(1934)〈長谷川伸〉巷の舌)
  3. 金銭のやりくりができなくて困る。
    1. [初出の実例]「貧者の手づまる事かかる物入のありけるゆへぞかし」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む