打ち薫る(読み)ウチカオル

デジタル大辞泉 「打ち薫る」の意味・読み・例文・類語

うち‐かお・る〔‐かをる〕【打ち薫る】

[動ラ四]ほんのりとよい香りがする。
「艶なる御衣の匂ひばかり―・りて」〈夜の寝覚・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打ち薫る」の意味・読み・例文・類語

うち‐かお・る‥かをる【打薫】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) よいにおいがする。ほんのりと香りが漂う。
    1. [初出の実例]「風につきて吹きくるにほひのいとしるくうちかほるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む