打ち越ゆ(読み)うちこゆ

精選版 日本国語大辞典 「打ち越ゆ」の意味・読み・例文・類語

うち‐こ・ゆ【打越】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 越えていく。また、飛び越える。
    1. [初出の実例]「白雲の 龍田(たつた)の山の 露霜に 色づく時に 打超(うちこえ)て 旅ゆく君は」(出典万葉集(8C後)六・九七一)
    2. 「川さき品川打越(ウチコ)へて」(出典:咄本・はつ鰹(1781)序)
  3. 敵の領地など、行きづらい場所へ勇気をふるって踏み込む。
    1. [初出の実例]「国中を打靡、剰他国へ打越んと企て候」(出典:太平記(14C後)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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