打っ飛ばす(読み)ブットバス

デジタル大辞泉 「打っ飛ばす」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とば・す【打っ飛ばす】

[動サ五(四)]
飛ぶほど強く殴る。なぐりとばす。「懲りないやつは―・してやる」
勢いよく飛ばす。「台風に―・された看板
ふっとばす2」に同じ。「酒で悲しみを―・す」
ふっとばす3」に同じ。「車を―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打っ飛ばす」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とば・す【打飛】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. はげしくなぐりとばす。強くなぐりつける。
    1. [初出の実例]「ダメ、なんて言ったら、ぶっとばしちゃうさ」(出典:見知らぬ家路(1970)〈黒井千次〉)
  3. ( 「ぶっ」は接頭語 ) 「とばす(飛)」の俗語的表現。ふっとばす。
    1. [初出の実例]「約平均二時間で大東京を縦横に円タクで打(ブ)っとばし」(出典:だから酒は有害である(1929)〈徳川夢声〉)
  4. ( 「ぶっ」は接頭語 ) 損益を顧慮しないで物品を売り払う。売りとばす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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