打盤(読み)ウチバン

デジタル大辞泉 「打盤」の意味・読み・例文・類語

うち‐ばん【打(ち)盤】

能楽囃子方はやしかたが鼓などのけいこをするとき、張り扇で打ち鳴らす板。
洗濯した衣類を棒でたたいて柔らかくするのに使う木製の台。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打盤」の意味・読み・例文・類語

うち‐ばん【打盤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. せんたく物を打って柔らかくするための木製の台。
    1. [初出の実例]「打盤や桜の吉野小夜衣〈才丸〉」(出典:俳諧・坂東太郎(1679)秋)
    2. 「糊かい物が干あがろがな。とりへてたたんで打ばん出してちょきちょきとうて」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)下)
  3. 能楽で、大鼓小鼓、太鼓などをけいこするとき、張り扇で打ち鳴らす拍子盤俗称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「打盤」の読み・字形・画数・意味

【打盤】だばん

渦巻

字通「打」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android