打違う(読み)ウチチガウ

デジタル大辞泉 「打違う」の意味・読み・例文・類語

うち‐ちが・う〔‐ちがふ〕【打(ち)違う】

[動ワ五(ハ四)]
打ち違える1」に同じ。「タイプを―・う」
交差する。十字形になる。「木を―・うように組む」
[動ハ下二]うちちがえる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打違う」の意味・読み・例文・類語

うち‐ちが・う‥ちがふ【打違】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
    1. ( 「うち」は接頭語 ) 互いに交差する。十字の形になる。
    2. ( 「うち」は接頭語 ) 行き違いになる。道をよける。
      1. [初出の実例]「道をゆかんに、さるへき人の逢たらん時は、いまたちかつかさらんさきに、打ちかふへし」(出典:極楽寺殿御消息(13C中)一一条)
    3. ( 「うち」は接頭語 ) 逆になる。
      1. [初出の実例]「うちちかふおやこながらのすがたこそ昔をさとるはしとなりけれ」(出典:広本拾玉集(1346)二)
    4. 打ちまちがう。
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙うちちがえる(打違)

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