承和楽(読み)ショウワラク

デジタル大辞泉 「承和楽」の意味・読み・例文・類語

しょうわらく【承和楽】

雅楽唐楽壱越いちこつ調で新楽中曲。舞は四人舞。大戸清上おおとのきよがみ作曲三島武蔵みしまのたけくらが作舞したという。冬明楽とうめいらく

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精選版 日本国語大辞典 「承和楽」の意味・読み・例文・類語

しょうわらく【承和楽】

  1. 承和楽〈舞楽図譜宮内庁書陵部蔵〉
    承和楽〈舞楽図譜宮内庁書陵部蔵〉
  2. 雅楽の曲名壱越(いちこつ)調の一つ。四人舞。承和年間(八三四‐八四八仁明天皇の勅によって、大戸清上(おおとのきよがみ)が作曲、三島武蔵(みしまのたけぞう)が振りをつけた。
    1. [初出の実例]「壱越調曲 〈略〉承和楽」(出典:二十巻本和名抄(934頃)四)

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世界大百科事典(旧版)内の承和楽の言及

【大戸清上】より

…838年,遣唐音声長として遣唐使に従って入唐したが,その翌年帰国の船が〈南海の賊地〉(場所不明)に漂着,そこで殺されたという。承和楽,清上楽,海青楽など十数曲は清上の作曲と伝える。中でも承和楽は,菊の宴のとき,勅命により作曲し,年号が曲名にされたもの。…

※「承和楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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