投票環境の向上(読み)とうひょうかんきょうのこうじょう

知恵蔵 「投票環境の向上」の解説

投票環境の向上

1997年の第141国会で、投票環境を向上させるために、いくつかの公職選挙法改正が行われた。(1)投票時間の延長――午後6時までだった投票時間が、2時間延長されて午後8時までとなった。98年の参院選では、午後6時以降に878万5000人(当日投票者の16.3%)が投票した。延長時間帯での投票は、都市部で比較的多いようである。(2)幼児同伴――これまでは1人で投票所に入ることが原則だったが、幼児を同伴して投票ができるようになった。また付き添いや看護が必要な人も、一緒に投票所に入ることが可能になった。

(蒲島郁夫 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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