抗菌薬と薬剤耐性菌

共同通信ニュース用語解説 「抗菌薬と薬剤耐性菌」の解説

抗菌薬と薬剤耐性菌

感染症治療に使われる抗菌薬への耐性を獲得した細菌薬剤耐性菌という。薬を細胞内から排出したり、化学反応で分解したりすることで薬の効き目を弱める。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)などが知られる。薬の使い過ぎや、成長促進目的で家畜に与えることによって耐性菌は世界的に拡大。放置すれば2050年に年間1千万人が死亡するとの予測もあり、世界保健機関や日本を含む世界各国が協力して対策に乗り出している。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android