抗顔(読み)こうがん

精選版 日本国語大辞典 「抗顔」の意味・読み・例文・類語

こう‐がんカウ‥【抗顔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「抗」はあげるの意 )
  2. 顔をあげて人に対すること。顔向け
  3. あつかましく振舞うこと。傍若無人に振舞うこと。また、物知り顔をすること。
    1. [初出の実例]「若将言燕雀安知鴻鵠之志哉、是亦抗顔誇世者言已」(出典:谷川士清宛本居宣長書簡‐明和二年(1765)八月四日)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐答韋中立論師道書〕

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普及版 字通 「抗顔」の読み・字形・画数・意味

【抗顔】こう(かう)がん

たかぶった顔。人に屈しない態度。唐・柳宗元中立に答へて師道を論ずる書〕今の世、師るを聞かず。れば輒(すなは)ち之れを笑し、以て狂人と爲す。獨り韓奮ひて俗をみず、~師のを作りて、因りて抗顏して師と爲る。

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