デジタル大辞泉 「折れ込む」の意味・読み・例文・類語 おれ‐こ・む〔をれ‐〕【折れ込む】 [動マ五(四)]1 内側に折れ曲がる。「奥へ―・んだ路地」2 折れた先が内部に入る。「針が指先に―・む」3 妊娠する。はらむ。「―・んだとは、めでたい」〈伎・倭荘子〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「折れ込む」の意味・読み・例文・類語 おれ‐こ・むをれ‥【折込】 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 針などの折れた先が、中にはいる。[初出の実例]「私はりは天国(あまくに)が作にて千両ともかへねども、おれこみたれば取返しもならぬ」(出典:咄本・軽口御前男(1703)四)② 胎内に子を宿す。また、体内にやどる。[初出の実例]「かなしさの胸に折れ込枯野かな〈呂丸〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)下)「『ヤア、すりゃ御台所には』『折れ込んだとは、めでたいめでたい』」(出典:歌舞伎・傾城倭荘子(1784)大序)③ 内側に折れ曲がる。[初出の実例]「其葉を折れ込んだ手前から、剪(き)って棄てた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例