折平村(読み)おりだいらむら

日本歴史地名大系 「折平村」の解説

折平村
おりだいらむら

[現在地名]藤岡町折平

飯野いいの川の中流域にあり、北西には現瀬戸市との境に標高六二八・三メートルの折平山がそびえる。岩村いわむら(現岐阜県恵那郡)―瀬戸と結ぶ外越とごし道が通る。縄文時代の内屋敷うちやしき遺跡、落田上おちだかみ・落田下遺跡が残る。寛永一二年(一六三五)時には幕府領、元禄一〇年(一六九七)から一四年まで旗本沼間家領、明治元年(一八六八)には豊橋藩領である。戸数は貞享三年(一六八六)に二六戸、天保三年(一八三二)に三四戸である(藤岡村誌)

八柱神社は、元亀年間(一五七〇―七三)勧請と伝え、貞享三年の棟札には、「三州加茂郡高橋庄」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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