折掛蒲団(読み)おりかけぶとん

精選版 日本国語大辞典 「折掛蒲団」の意味・読み・例文・類語

おりかけ‐ぶとんをりかけ‥【折掛蒲団】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、馬の背の両側明荷(あけに)と呼ぶ葛籠(つづら)二個を渡し、その上に旅行者が乗るために敷いた蒲団。乗懸(のりかけ)馬の上に敷く蒲団。
    1. [初出の実例]「馬に折かけ莆団(ブトン)敷て、乗る御(お)人はと呼立る」(出典浮世草子好色二代男(1684)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android