折紙聟(読み)おりがみむこ

精選版 日本国語大辞典 「折紙聟」の意味・読み・例文・類語

おりがみむこをりかみ‥【折紙聟】

  1. ( おりかみむこ ) 狂言和泉流。聟入りの引出物に舅(しゅうと)から太刀鳥目が出ると聞いていた聟は、それが出なかったので妻に離縁状をつきつける。妻は腹を立てて父からもらっていた引出物の目録折紙を示す。聟は妻のきげんをとり、二人仲直りをする。江戸初期の「大蔵虎明本」にも見える。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android