披読(読み)ヒドク

精選版 日本国語大辞典 「披読」の意味・読み・例文・類語

ひ‐どく【披読】

  1. 〘 名詞 〙 ひらいてよむこと。書物などを読むこと。
    1. [初出の実例]「要可披読件書」(出典:伝教大師消息(824‐831頃))
    2. 「灌頂以後の秘書を人にゆるされて、披読なんどする程に」(出典:梵舜本沙石集(1283)七)
    3. [その他の文献]〔南史‐張纘伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「披読」の読み・字形・画数・意味

【披読】ひどく

書をよむ。〔梁書、張伝〕、學を好む。兄緬(めん)に書餘卷り。晝夜披讀し、殆ど手を輟(と)めず。~(あまね)く閣の圖んと欲す。

字通「披」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android