デジタル大辞泉 「押下ろす」の意味・読み・例文・類語 おし‐おろ・す【押(し)下ろす】 [動サ五(四)]1 「下ろす」を強めていう語。力を入れて、また、勢いよくおろす。「縹色絹はないろぎぬを膝から―・して」〈紅葉・二人女房〉2 地位などを、むりやりにさげる。「御心ならず―・されさせ給ひけんあはれさ」〈平家・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「押下ろす」の意味・読み・例文・類語 おし‐おろ・す【押下】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「おし」は接頭語 )① 「おろす(下)」を強めていう。[初出の実例]「内々は六七十人してあげおろす船を、只一人しておしあげおしおろす程の大力也」(出典:平家物語(13C前)九)② むりにおろす。位などをむりに下げる。[初出の実例]「主上ことなる御つつがもわたらせ給はぬを、をしおろしたてまつり、東宮践祚(せんそ)あり」(出典:平家物語(13C前)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例